下ぶくれ日記

中年主婦が書くたわいもないブログです。

京都の旅

神戸から京都へ

 

京都1日目は、伏見、三十三間堂へ。めちゃくちゃ暑かった。夏だ。

 

神戸から京都にくる途中の電車の中で、席を譲ってた高校生の男の子がいた。わざわざ席を立って、ちょっと離れたところにいる小さい子供を抱いたお母さんに声をかけていた。

 

「いえいえ大丈夫です。子供も外の景色みたいと思うから、立ったままで大丈夫。ありがとう。」とお母さん。「座っても見えるから、どうぞ座ってくださいね」と言って微笑んだ。めっちゃかっこいい。この高校生絶対モテる!

 

目の前に立ってたら譲るけど、離れたところまで声かけにいく勇気はない。かっこいいな〜。親がそういう人なんだろうな〜。世の中捨てたもんじゃない。

 

【京都駅到着】

 

駅に着いた。とにかく観光客が多い。いろんな格好の老若男女。国籍もいろいろ。さすが京都。駅ですごいおしゃれなマダムを発見。何かの会があるのか5人組のマダムたち。4人は着物で、一人だけ真っピンクで黒いラインの入ったすんごい派手な格好の人がいた。派手だけどかっこいい!姿勢も正しくて凛としてる。髪はベリショートでグレーヘア。その髪とピンクがまたよく合ってる。かばんとブーツは、なんか質の良さそうな黒のレザー。こんな派手なのに品がある。めっちゃ似合ってた。パー子感は皆無だ。

 

もうちょっと年いったら逆にあれくらい派手な格好しようかな……とボソッというと「え、絶対やめて」旦那に言われた。さすがに私が暮らす田舎では浮いてしまうか。

 

 

伏見稲荷

伏見稲荷大社の千本鳥居は、どこまでも続く鮮やかな朱色の鳥居が圧巻。平日だというのにとにかく人が多い。特に外国人が多い。全部見るには山を登らないといけない。そんな体力ない。ある程度だけ味わって折り返した。

 

階段を下る途中で、ガラガラを持ったまま階段を登っていく、若い女性2人組を見かけた。険しい顔をして、もう修行でしかない。めちゃくちゃ暑いし、普通に登っても大変なのに…。なぜ?なんでコインロッカーとかホテルに預けなかった?みんな二度見してた。

 

人がちょっと途切れた時に写真を撮ろうとすると毎回同じ外国人カップルとタイミングが同じでちょっと気まずかった。

 

 

 

三十三間堂

1001体の千手観音像が祀られている。1,001体ある千手観音像の中には会いたい人に似た像が必ずあるという。ちょっと見つけられなかったけど……千体の観音様がズラーっと並ぶ様は、本当にすごい。圧倒される。

 

京都タワーサンド FOOD HALL】

お昼ご飯食べそびれたので、15時くらいに軽くご飯。京都タワーに入ってるFOOD HALL。ちょい飲みできる店がいっぱい入っててすごく好きな雰囲気!とりあえず餃子とビールのチョイ飲みセット。チョイ飲みって言葉好きだ!餃子とビールは最強。

 

 


 

京都2日目。とにかく足が痛い。頭も痛い。疲れすぎて神経痛みたいなんが出てきた。太ももを数分ごとにズキズキとした痛みが襲う。頭と耳も同じようにズキズキズキって急に痛くなる。痛み止めを飲もうかと思ったけど、ビールも飲みたい。痛みをとるかビールをとるか……。結局、痛み止めは飲まないことにした。

 

 

【東寺】

朝、早くに来たからまだほとんど人がいない。朝一の東寺。気持ちいい。ズキズキに耐えながら朝の散歩。東寺を散歩なんてなかなか贅沢だ。五重塔、久しぶりに見た。立派だなぁ。

 

【八坂神社】

 

 

【旧友と15年ぶりの再会】

若い頃、美容師になろうと京都いた時期があった。結局、たった2年で挫折して諦めたけど。かなり厳しい美容室だった。寮生活も自衛隊ばり。朝から晩まで大変な生活だった。その時に一緒に頑張った同期の友達のサナエちゃん。寮も一緒だった。地元に帰ってからも何度かは行き来したけど、ここ15年くらいはずっと会えてなかった。

 

年賀状のやりとりはずっと続いていて、会いたいなと思っていた。今は、理容師の旦那さんと結婚して理髪店を一緒に営んでいるらしい。せっかく京都来たしと思いサプライズで行ってみた。平日なのに結構お客さんがいる。やっぱり連絡して来ればよかったと後悔。外から覗いているとサナエちゃんが私に気づいた。

 

店の外に出てきた。マスクして帽子も被ってるのに、「マユちゃーん!何してんのー!えーどうしたーん?」マスクしててもわかるってすごい。ずっと会ってないし。あれから私は16キロくらい太った…(汗)なのによくわかったものだ。サナエちゃんは全然変わらない。なんかバリバリ働いてるからキラキラしてる。それなりにお互い歳はとったけど…

 

15年会ってないとは思えないくらい自然に会話した。一昨日会ったくらいの感じ。まだまだ話したかったけど、お客さんほったらかして、外に出てきてたみたいで…。「ごめん!ごめん!今度は事前に連絡してから来るわ!」「絶対また来てやー!」本当に苦しい時期を一緒に過ごした友達ってずっと会ってなくてもこんな感じで話せるんだ。またゆっくり会いたいな。でも、突然来たのに会えてよかった。

 

 

京都タワーサンド FOOD HALL】

朝からパフェしか食べてない。またお昼食べるタイミング逃した。また15時だ。だいぶ遅めのお昼ご飯。また京都タワーのFOOD HALLにきた。ここ大好き。近所にあったらしょっちゅう来るだろう。泊まってるホテルからも近いので便利。

 

今日は、串バルで串揚げの盛り合わせとビールのチョイ飲みセット。晩御飯も食べるから軽く。串揚げもビールによく合う!結果、何でも合う!

 

夜は、ホテル近くのおでん屋さんでおでんを食べたんだけど、これは普通だった。

 

もう疲れすぎて体中痛い。もうこれでは明日一歩も歩けない。結構高いけど、思い切ってホテルでマッサージを頼んだ。もみほぐし40分で6000円。近所の整体なら何百円かでやってくれるのに……。

初めてなのでドキドキしたが、50代くらいの物腰が柔らかい女性だった。手際も良くて、全部のツボがぴったり。パンパンのふくらはぎも、肩甲骨も40分でしっかりほぐしてくれた。すごい上手だった。おかげで、だいぶ楽になった。6000円払った価値あったわ~。ほんとやってもらってよかった。

 

 


 

京都3日目。ズキズキする神経痛が治ってる。昨日のマッサージのおかげか。体は疲れてるけど、神経痛が治ってるからだいぶ楽。今日は、サクッと嵐山の方に行ってから家に帰る。ホテルを7時半くらいに出て嵐山へ。早すぎてほとんど人がいない。こんなに人がいない嵐山初めて見た。なんか新鮮。

 

天龍寺

※写真は雲龍図イメージです。中は写真禁止。



まずは天龍寺へ向かう。何度見ても天井に描かれた巨大な雲龍図はすごい。ずっと見てると迫ってくるようだ。360度どの角度から見ても睨まれているように見えることから、「八方睨みの龍」とよばれている。ここも貸切状態。人がいっぱいの中で見たことしかない。早起きしてよかった。

 

 

ここの庭園は、ほんとにきれいだ。紅葉したらもっと綺麗なんだろうけど、そんな激混みの時期に行く勇気はない。京都の紅葉が一番いい時期は、人が多すぎて絶対疲れる。

 

渡月橋からの景色】

渡月橋もすんなり渡れた。まだあんまり人がいなくていい感じ。川がきれい。天気もいい。最高の朝だ。でも、そろそろお腹減ってきた。朝から飲まず食わず。とりあえずコーヒー飲みたい。

 

まだ9時台なので開いてるお店がほとんどない。「早起きっていいことしかない」ってテンション上がってたのにどのお店にも入れなくて、ぐったりしてきた。やっと見つけた珈琲店。こだわった珈琲の味なんだろうけど、いつも安いコーヒーしか飲んでないからめっちゃ苦い。ミルク入れてもにがっ。高級な珈琲は私にはちょっと合わない。でもやっと座れてよかった。

 

私たち夫婦は、端っことか隅っこがなんか落ち着く。ほとんどまだ人が入ってないのに、店内の一番奥の隅に座った。ちょっとした中庭みたいなのがあってそっちを向いて座るような感じ。「この席落ち着くわ〜」って言ってたら向かいの中庭に子供が座った。子供が私たちの目の前に座ってる。親もきた。

 

 

なぜかこっち向きだ。こんなに店内空いてるのになぜそこ?もうちょっとずれたところに他の席もあるのに。この中庭の席の配置もおかしい。このファミリーとガラス越しに対面して座っていることに、いたたまれなくなり、早々に店を出た。

 

【竹林の小径】

 

サンドイッチと苦いコーヒー飲んでちょっと復活。定番の竹林の小径を歩く。だんだん人が増えてきた。やっぱり外国人が多い。とにかく暑い日で、半袖でも暑いくらいだった。暑すぎて南国リゾート地ですか?って格好の人が結構いた。トップスは、ブラみたいなん1枚とか、キャミ1枚みたいな……でも、なんでか外国人がしてたら別にいやらしさがないのはなぜだろうか。腹がめっちゃ出てる人がキャミ1枚でピッチピチのスカート履いてたんだけど、なんか逆にカッコよかった。日本人がやったらやばい。

 



 

お昼ご飯を食べて帰ろう。どこの蕎麦屋さんだったか忘れたけど、前食べたとこ美味しかった。でもみつからなかった。とりあえず人も並んでなくて、すっとと入れそうなところに入ろうということになった。これが間違いだった。入ったお店にはおばさん1人。全く元気がなく、むしろめんどくさそう。

 

色鉛筆で書いた手書きのメニュー表。手作りのシフォンケーキとか置いてる喫茶店みたいなメニュー。なんか違ーう。京都ってそうじゃないやん。きれいな筆字で和紙とかにメニュー書いてるイメージやん?(勝手な偏見…)惹かれるメニューが全然なかった。でも、もう出るわけにいかない。

 

私は、とりあえず京都らしく湯葉がのってる冷たいそばを。旦那は、温かい天ぷらそばを注文。まずはつゆを飲む。「こ、これは……ヒガシマルだ。」麺は茹ですぎてるのかビチャビチャだ。旦那のスープも飲ませてもらった。「うん。お湯だ。」天ぷらはエビが一尾だけのってたが、めっちゃくちゃ固い。昨日揚げた感じ?仕込み早すぎじゃない?残せないし、とりあえず流しこむように食べて退散。私たち以外、誰もお客さん入ってこない。みんな雰囲気で「ないな」ってなってたのか?

 

なんでもっと調べてからお店決めなかったんだろう。ショック。今まで何回も嵐山きてるけど、こんなに美味しくない蕎麦食べたのはじめてだ。失敗。

 

最後に食べた蕎麦のショックをひきづりつつ、帰路へ。

疲れたけど、久々に京都楽しかった。次は、もうちょっと体力をつけてから挑みたい。あと、食べるところではもう絶対失敗したくない。