下ぶくれ日記

中年主婦が書くたわいもないブログです。

はい!早くも劣等生決定!

新しい仕事が始まった。昨日で4日目。

短期の仕事で、商品の箱詰め作業。工場勤務で体力使う系の仕事は初めて。やったことないけど、期間的にちょうどよくて、ただそれだけの理由で応募した。

 

お盆くらいまでだから、どうにかできるかと思い入ったはいいけど、想像の100倍しんどい。こんなにも体力いるとは……早くも心折れそう。

 

心というか体力的に自分のマックス超えてる仕事だった。短期だし、入った以上もう引き返せない。もう一度見学した日に戻って「体力的に無理そうです」と言って断りたい。でも、もう遅い。始まってしまった。やるしかない……

 

「軽作業」と書いてたけど、全然「軽」じゃない。「重労働」「肉体疲労の限界まで働いていただきます」とか書いた方がいいんじゃないか。軽作業って誰でもできそうな気がしてしまうじゃないか。おまけに「体力はいりません」なんてアピールポイントに書いてあった。嘘つき!

 

 

箱を組み立てて、商品をつめる。商品がなくなったらカートに乗せてまた運んでくる。その商品というのがまた重い。一つの大きな台車にいっぱいになったら、完成したものばかりを積み重ねているところに持ってく。この積みおろす作業が一番しんどくて重くて辛い。

 

下の箱の上を滑らせてたら、傷つくからやめて!と怒られた。箱を1つ1つ下ろすのも効率悪いからだめ。どんなに重くても、何個かづつ下ろさないといけない。手がプルプルなりながら顔を真っ赤にしてもう必死で積み下ろしていく。こんな重いもの連続で持ったことない。腰やらないようにするには、下から腰を入れて持った方がいいという知識はあったが、下から持ち上げる作業よりも圧倒的に上から下ろして下に置くという作業が多いから、腰の守り方もわからない。

 

こんなハードなこと、ほぼ全員女の人がやってる。ほんとにすごい!50代が多そうだけど、60代くらいの人もいる。すごすぎ!

 

 

初日。

教えてもらって、丁寧に一個づつ詰めていたら、指導してくれる人(リーダー)に「待ってるんやで!早くして!」と言って怒られた。「あ、すみません!」初日だからといって「ゆっくりでええから」なんて誰も言ってくれない。みんな今日は何を何箱つめるっていうノルマが決まっているんだけど、初日の私にまでノルマがある。「絶対に4時までに間に合わせてよ!時間ないよ!」マジか……さっき教えてもらったばっかりなのに、もう必死で急いで箱詰めしていく。きびしー。何も仕事がなくて座らされてるのよりはマシだけど、初日からハードすぎる。汗が噴き出す。

 

指導してくれる人も自分のノルマがあって、やりながら私を見てくれてるのであんまり手を止めたらイライラしてるのがわかる。声がしゃがれてて、ズバズバものいうのでちょっと怖い。

 

同じ日に入った人がもう一人いる。同じ日に入社して同じ境遇で話せる人がいるというのは気持ち的にちょっと楽。5年くらい専業主婦で、その間は何もやってなかったという。体も動かさないから体力も全然ないけど、近所なのと短期の仕事だから私にもできるかなと思って応募したらしい。

 

甘く見てたのは私と同じだ。私は5年もは空いてないけど1年くらい空いたり、何ヶ月か空いたりしながらもちょこちょこ仕事はしているのでガッツリ何年も働いてないってことはないから、私の方がまだ仕事すぐ覚えられるかも……なんて思ってた。

 

が……しかし、その人全然体力無さそうなのに、めっちゃ仕事が早い。私の何倍ものスピードで詰めて、積み下ろして。真っ赤な顔して汗いっぱいかいて、一生懸命。私だってめちゃくちゃ一生懸命にやってるのに、なぜ?絶対この仕事やったことあるやろ!なぜそんなに早い?

 

今までこんな仕事したことあるのか休み時間に聞いてみた。ずっと事務だからこんなの初めてで……もういっぱいいっぱいだと。嘘だー!なんで?私がとろいのか?初日にしたら積み下ろす作業以外は、スピード感持ってやってると思うけど。でないとリーダーにドヤされる……

勝手な都合だけど、もうちょっと私と同じレベルであって欲しかった。この人、すごいわ〜

 

焦ってたらいっぱい失敗して商品案内を入れるのを忘れてまた箱開けて……とかそんなんしてたらリーダーに見られて「何してるん!!」「あ!すみません!入れ忘れて」あと、終盤手に力が入らなくなって商品を落としてしまった。当たり前だけど、落としたものは絶対使えないから。すごい損失。一瞬鬼の形相になって、「もうええから!次やってて!」

 

怒られまくり。一体何回、すみません言うたんやろ。はい!早くも劣等生決定!

 

工場の女の人と事務系の女の人って注意の仕方も違う。こんなにズバズバきつい口調ではっきり怒りつけられるのとか。心折れそう。その代わり休憩時間とか終わりとかは普通に笑顔で話してくれるから、裏表は全くないんだろうけど。慣れるまでグサグサくる。47歳でこんなに怒られることなんてないから、メンタルにくる。でも、仕事中は、手を止める暇もないから考えこむ余裕もない。クッタクタに疲れて帰って眠る。

 

2日目と3日目に指導してくれた人は、めっちゃ優しい人だった。「はじめやから、そこまで急いでやらんでも大丈夫!そのうち体が慣れてくるから…」とか労いの言葉とかもかけてくれる。失敗しても丁寧に教えてくれる。自分の仕事もいっぱいあるのに、嫌な顔とかイライラを見せない。ずっとこの人の横がいい。体は、とんでもなくしんどかったけど気持ち的に楽だった。

 

体がバキバキ。1日目も2日目も3日目も帰りにマッサージに行った。でも体がバッキバキで痛い。痛すぎる。同期の子に、「体めちゃくちゃ筋肉痛でないですか?」と聞いたら、「筋肉痛にはなってないけど、だる〜って感じですね〜」って。この人、実は尋常じゃないくらい体力あるんじゃないか?5年働いてなくてあのハードな重労働して、「だる〜」だけって……すごい。超人かもしれない。

 

4日目。底抜けに明るいベテランさんが今日は、私の隣。ちょっとしゃがれ声で元ヤンの名残があって一見怖そうだけど、面倒見がいい姉御といった感じ。朝イチから色々話しかけてくれて楽しい人だなと思ったし、朝ミスしたところも私の作業場に来て一緒に直してくれたり、すごく優しい。この日は、急遽一人休んで、みんなのノルマが増えて結構忙しそう。朝、私の方を色々手伝ってくれたせいか、午後から時間が足りなくなってきたっぽい。余裕がなくなってきたのか、めっちゃ怖い。わからないことがあって聞いたら、もうイライラ全開で出してくる。朝とおんなじ人なのか?でも、限られた時間で私の3倍くらいの量をしないといけないからそらそうなるか。でも、次したらいいこととかわからないから、聞くしかない。

 

次何したらいいですか?

 

○○やったことある?

 

ないです。

 

嘘やん!これくらいやったことあるやろ!

 

(嘘やんと言われてもやったことないものはない)

 

すみません。ない……です。

 

えー!(あからさまにめんどくさそう)

 

じゃあ、急いでこっちきて!私も忙しいし時間全然ないんやから!

 

(こえー。泣きそう。そんな言い方……)

 

もう走って追いかけていく。

 

ものすごい早口で説明される。

 

まあ、単純作業なのでどうにかできた。

 

途中ちょっとしたことを聞きたかったけど、聞いたらしばかれそうなくらい殺気だっていたのでやめた。

 

自分のノルマ分、全部終わったら朝と同じ笑顔でいっぱい話かけてきた。全然いい人なんだ!ただ余裕がなくなってテンパってただけなんだろう。けどちょっと怖かった。

 

みんないい人なんだろうけど、はっきりものを言いすぎて怖い。普通に穏やかな人もいるけどズバリ言うわよ的な人が多い。こんなんで、いちいちへこたれてたら工場の仕事なんてつとまらないんだろう。ズバッと言われることに傷つかないメンタルを鍛えなければ。体はもちろん、心も疲れる。一日おきのシフトでほんとによかった。連続で入る日なんかあったら絶対無理だ。今日は、もう晩御飯以外なんもしない。今も体中痛い。