下ぶくれ日記

中年主婦が書くたわいもないブログです。

めでたい。でも複雑。

元旦は、旦那の実家に行った。

私たちが着いて用意を手伝っているとお義兄さんが来た。奥さんがいない。

 

私「しほりさんは?」

 

義兄「ちょっと体調悪くて……」

 

私「そうなんですね。風邪ひいたんですかね〜」

 

義兄「うーん。そんな感じですかね。」

 

私「会えないの残念ですけど、安静にしてるのが一番ですからね」

 

義兄「はい……そうですね……」

 

 

お互い敬語。そこまでお義兄さんと話す機会がないので、会話もちょっとぎこちない。お義兄さんと言っても、私よりだいぶ年下だ。私と旦那は年の差婚でかなり私の方が歳上なので。

 



 

 

準備ができて、みんな席に着く。お屠蘇で乾杯!の前にお義父より一言。

 

「あけましておめでとう!今年もよろしくお願いします。もう一つめでたい事があってな。うち家族が増えるから。」

 

ん?はじめはペット飼うのか?とか思ってたけど……あ!そう言うことか!しほりさんの体調不良!あ!納得!

 

 

義父「しょうじのところに、子供ができるんや。」

 

「もう、老後何を楽しみに生きてええんやろって思ってんやけど、楽しみができた。これを生き甲斐に頑張れる。」

 

 

私「あ!そう言うことなんですね!うわぁ〜!それはおめでたいですね!嬉しいですね!何ヶ月ですか?」

 

 

義兄「まだ2ヶ月やから、安定期にも入ってないし言うつもりなかったんやけど……」

 

といいながら口角が上がってる。そらそうだ!嬉しいに決まってる!

 

 

私「いや〜それはめちゃくちゃいいことじゃないですか!大事な時期やから安静第一ですね!」

 

 

パチパチと拍手する仕草をしてみたり……

 

 

 

 

でもちゃんと笑顔作れてたかな。ちょっと顔が引き攣ってなかったかな。

 

うちは、子供ができなかった。高いお金かけて2年くらい治療もしたけどダメだったから。めでたいことなんだけど、ちょっと複雑。義姉はまだ若いから、こんな日が来る日も近いだろうと思ってたけど。絶対、喜んであげないといけないことなんだけど……

 

「え〜よかった!おめでとう!楽しみやな!」と言って微笑む旦那の横顔を見て、ちょっと泣きそうになった。同い年くらいのもっと若い子と結婚しておけば普通に子供もできてただろう。なんか自分よりも旦那の気持ち考えると辛い。でも、そんな可能性も話し合って結婚してるから仕方ないとは思ってるだろうけど。でも、まだ若いのにお父さんになる可能性はゼロっていうのも残酷だ。(私と離婚して再婚しない限り……)

 

義兄夫婦のところはこの先、2〜3人まだまだいけるだろう。その都度こういう感情になるのは、しんどいけど仕方ない。不妊治療を卒業した時に1年くらいたってもう割り切れた気持ちでいたけど、割り切れるということは一生ないだろうな。身内だから余計、なんかごめんなって気持ちになる。

 

生まれたらもっと集まる機会が増えるかも。義母や義父からいろんな写真も見せられるだろう。まだ2ヶ月だけど、もう来年の正月の話とかしてる。来年は賑やかやで〜って。テンション上がって当然。

 

平常心で笑顔で対応できるようにメンタルトレーニングしておかなければ。でもやっぱり赤ちゃんはかわいいから見てみたい!心の中ではちょっと色々考えてしまうところもあるけど、無事元気な子が生まれますように……